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頭の良い子が育つ家は可能か!?③

頭の良い子が育つ家は可能か!?③

  • 2025.04.21

 こんにちは、川上 しょうじ です。

以前ご紹介した本の話です。

『頭のよい子が育つ家 (四十万 靖・渡邊 朗子)』

 少しずつ読み進めていて、今回も頭のよい子が育つ家の設計のポイントを本文からご紹介します。

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 ほとんどの「頭のよい子」は、たとえ立派な子ども部屋をあてがおうとも、子ども部屋では勉強していない。中学受験に成功した子どもの多くは、リビングやダイニングにある大きなテーブル、あるいはお母さんが食事の用意をしている、キッチン脇のカウンター、さらには和室の居間のちゃぶ台など、必ず家族と顔を合わせる家の中の「公共空間=パブリックスペース」で勉強をしていたのです。

 現在の中学受験は、問題に答えられるように、考える力、そしてひとに説明する能力が必要になります。これらの、考える能力、説明する能力、コミュニケーション能力をつけるための基本、それは、やはり家族といかに濃密にコミュニケーションをとっているかです。

 家族そろって食事をしながら、今日一日の話題を話し合う。今日の学校での出来事を、子どもが一生懸命、お父さんお母さんに伝えようと努力する。それを、お父さんお母さんは一生懸命理解しようとする。こんなふうに、日々の暮らしのなかで、親子や兄弟で濃密なコミュニケーションをとっているかどうか、それが「頭のよい子」が育つ、大前提の条件なのです。

 大切なのは、自分の考える力、そして、それを人に伝えるコミュニケーション能力であり、それらは、日常生活の中で養われるわけです。その日常生活で養われた力を試しているのが、まさに、中学入試なのです。

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ここまで読み進めてくると、お気づきな方もいるかもしれませんが、「プラン、関係ないじゃん」と思ってしまいます。しかし、実際その通りなのでしょう。「頭のよい子」とは家族との関わり方、関係性で育まれていくのだと感じます。我々建築に携わる者はそのきっかけを作ることしかできないのでしょう。この本は、まだまだ中盤に差し掛かったところですので新しい発見があるかもしれません。その時はまた、お伝えしたいと思います。

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 今回も平屋の見学会。延床面積25坪とコンパクトながら家族のお部屋は確保できています。平屋の特徴を活かし、リビングの天井は吹抜けの勾配天井で実際の面積よりも広く体感することができます。家事動線にもこだわり、各スペースをぐるぐる回る回遊性を持たせて家事負担の軽減を計画しています。これは説明だけでは伝えられず、体験した人だけが納得できる空間です。ぜひ、ご覧ください。

 みなさん、朗報です。今、話題のWB工法。お聞きになったことはあるでしょうか。お家の中の空気の循環を目的とした工法になります。詳しく書くと長くなってしまいますが、お勧めの工法です。ですが、金額としてもいい値段がします。そんなの体験して、しっかり見てみないと判断できないという方がほとんど。そんな工法がご覧になれます。しかも、今回お施主様のご厚意で工事途中の建物を見ることができます。こんな機会、めったにない。このタイミングで家づくりをご検討されている方は運がいい。ぜひ、会場へ足をお運びください。

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KAWAKAMI STAFF

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