こんにちは、川上 しょうじ です。
今回も、家づくりのことがスラスラわかる内容をお話ししていきたいと思います。
面積を増やす裏ワザ
今回のお話は専門的な計算になるので、ちょっと難しいかもしれません。こんな技もあるんだぐらいの気持ちで読んでみてください。
床面積の上限は建ぺい率、容積率で制限されますが、駐車場や地下室を利用して床面積を増やすことは可能です。駐車場(車庫)・駐輪場は住宅部分の25%、地下室は地上部分の50%まで、宅配ボックスは延べ面積の100分の1まで、エレベーターも延べ床面積計算の対象外です。ただし、地下室の緩和は住宅などの用途に限ります。小屋裏物置は、直下階の床面積の50%までなら床面積に算入されません。天井裏や床下も同様です。ただし、天井の最高高さが1.4m以下で、物置等居室以外での利用に限られています。逆にこれ以上の面積や天井高の場合は「階」とみなされ、2階建て住宅でも3階建てとして扱われ、防火規制、構造規制など制限が増えます。
高さに対する制限もあります。第1種・第2種の低層住居専用地域や田園住居地域では10mまたは12mを超える住宅は建てられません。これを絶対高さといいます。その他、斜線制限による規制で建物の高さに制限が出る場合があります。絶対高さや斜線制限によって、3階建てにして床面積を増やせないことがあるので注意が必要です。
======================
今回のお話も、使うことがあったら覚えておくといいですね、というお話でした。それでも、小屋裏物置のお話なんかは、利用される方もいらっしゃいますので、まったく無駄な知識というわけでもありません。記憶の片隅にでも置いておけるといいと思います。
======================

【イベントのご案内】
6月のイベント
6月もイベントが盛りだくさん!
6月8日(日)
理想の土地を見つけるセミナー
希望どおりの家をつくりたいと思っても、問題が発生することもあるかもしれません。さまざまな法律の規制、利害関係、業者やご近所とのトラブルなど・・・・。いざというとき慌てないように土地とそれにまつわる法律の基本をまとめました。土地を購入予定の方はもちろん、建て替えなど土地はあるという方も損しないお話をお聞きください。

6月15日(日)
暮らしも心もととのう!
収納セミナー
家づくりが完成し、新生活が始まると実は悩みも出てきます。あんなに住宅会社と打ち合わせをしたのに、住んでみると後悔することも・・・。そんな家づくりの先輩たちに聞いた後悔をまとめたものがありました。そのランキングで1位を獲得してしまった後悔、それは・・・「収納」でした。引っ越しの際、行先不明・収納先不明の段ボールたちに囲まれ、もっとよく考えておけばよかったと後悔するのかもしれません。今回のセミナーはそんな「収納」について。
女性視点で考えた『収納上手になれる家』の設計ノウハウをもとに、自由設計でも失敗しない、快適ライフを手に入れるための考え方を伝授します。ぜひ、ご家族みなさんでご参加ください。
