こんにちは、川上 しょうじ です。
今回は、これから自宅を建てようとしている方へ設計に関することをお話しします。
リビングルーム
リビングルームって改めて考えてみると、何をする部屋なのかよくわかりません。家族が集まる場所?だったらダイニングルームでもできそうです。
リビングルームの語源は、英国庶民の生活風景から読み取れます。暖炉の火が赤々と燃える一室に集まり、料理をし、食べ、飲み、語らうことから、その空間をリビングと呼ぶようになったそうです。
では、現代のリビングはそもそもどういう部屋なのでしょうか。リビングでしかできないこととは?
リビングでしかできないこと、リビングでしたいこと。それはおそらく「座ること」です。
ダイニングも座ると表現できそうですが、作業的なイメージが強く「腰掛ける」と言い換えられそうですね。対してリビングでは「リラックスする」という意味から座るという表現がぴったり来ます。リビングとはもともと座るための部屋なんですね。

ところで現代では、リビングに一番長く座っているモノがいます。それはテレビです。今でこそ、スマホやタブレットなどが普及していますが、それでもまだまだリビングにテレビが鎮座しているお家は多くあります。であれば、設計の際にはテレビも家族の一員としてカウントしてあげたほうがよさそうです。
次回はそんなテレビを家族にする方法を検討してみましょう。大切な家族の一員ですからどこにいてくれた方がよいのか考えていきます。
【イベントのご案内】
3月の見学会
3月の見学会は
3月15日(土)・16日(日)
平屋建構造見学会。
今回のお宅は平屋の特徴を活かしてリビングに斜めの天井と吹抜けを計画されました。斜め天井って完成で見たことはある方も多いと思いますが、構造の部分ってどうなっているか見る機会は少ないと思います。この機会にぜひご覧ください。