こんにちは、川上 しょうじ です。
今回は、これから自宅を建てようとしている方へ設計に関することをお話しします。
ドア~2
ドアはすべて内開きならよいのか?
納戸の扉

ドアは内開きが原則とはいえ、いくつかの例外があります。たとえば、納戸の扉。納戸は内開きだと、中に置いてあるものが邪魔をして開閉がしづらくなります。
納戸の中に人が入ると、おそらくドアは開け放しでしょうから、とりあえずは外開きでも構いません。
2枚にたためる折れ戸や引戸にするともっといいですね。
トイレのドア

内開きの是非が話題になるのがトイレのドアです。中で具合が悪くなって動けなくなった人がいた場合、内開きでは助け出すことが困難です。そこで、ドアを外から外せるようにしたり、引戸にしたりという工夫をします。ただし、引戸は遮音の点で問題が残りますので注意してください。
玄関のドア

来客を「招き入れる」という観点から、玄関のドアは内開きにするのが理想ですが、そのためにはある程度土間が広くないといけません。欧米では内開きが原則といわれますが、それは靴を脱がない習慣の国だからこそ可能になるのです。
部屋の用途・特徴に合わせて扉を選択していくとよいですね。
【イベントのご案内】
3月の見学会
3月の見学会は
3月15日(土)・16日(日)
平屋建構造見学会。
今回のお宅は平屋の特徴を活かしてリビングに斜めの天井と吹抜けを計画されました。斜め天井って完成で見たことはある方も多いと思いますが、構造の部分ってどうなっているか見る機会は少ないと思います。この機会にぜひご覧ください。