家づくりのことがスラスラわかる~vol.61~

2025.11.26

こんにちは、川上　しょうじ　です。

今回も、家づくりのことがスラスラわかる内容をお話ししていきたいと思います。

外装工事・仕上げ工事

　外部では外壁工事の仕上も始まります。木部の塗装工事や雨樋を取り付ける工事はすべて足場がある時期に行われます。屋根など高い部分を自分でチェックしたい場合は、足場を外す前にお願いしましょう。その際に、自身で勝手に足場にのぼるのではなく、現場監督の方等の立会いの下にのぼるようにしてください。ご自分の家だからと足場にのぼり、万が一けがや事故があった場合、当然現場管理不足から工事会社に責任が発生し、時には工事が進められなくなる場合もあることは覚えておいてください。

　内部の仕上げ工事では、左官工事、塗装工事、家具工事、建具工事など複数の職人が一緒に作業するようになります。衛生機器などの設置や照明器具の取付など、工事の途中で設置しておいた配管や配線とつなげます。カーペットの敷き込みや畳の敷き込みなどが終わると、いよいよ工事の完成が近づきます。すべての工事が終了したら、クリーニングの業者も入ってきます。

　引渡しの前に、仕上げの内容をチェックする竣工検査が行われます。その結果見つかった直しや追加工事（手直し工事）が終わったら、もう一度内容を確認し、本当の完成になります。全体工期には、この手直し工事のための期間としてあらかじめ１～２週間ほど見ておくのが一般的です。施工者からカギと引渡し書類一式を受け取り、引渡しが完了します。ここで初めて、家が建築主のものになるのです。