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自宅を建てようと考えているあなたへ~vol.19~

自宅を建てようと考えているあなたへ~vol.19~

  • 2025.04.17

こんにちは、川上 しょうじ です。

今回は、これから自宅を建てようとしている方へ設計に関することをお話しします。

「男子厨房に入らず」ー今日ではひと昔前の格言となりました。知らない方も多いのでは?今やキッチンは誰もが自由に出入りする場所となり、住宅内での位置づけも地味な楽屋裏から明るい表舞台へと変わりつつあります。なかでも、壁から独立した「アイランドキッチン」は最近の流行で、さながら舞台の主役に抜擢された新人スターのようです。

 ところが、よくよく考えてみると、アイランドと名乗る人気役者はどこにも存在しません。アイランド、オープン、対面、・・・・呼び名はいろいろあれど、これらはキッチン自体の名称ではなく、状態を表す言葉です。言ってみれば舞台上の「役名」のこと。演じる役によって呼び名が変わるだけで、設計の基本はみな同じです。ただし、アイランドとダイニングテーブルを同時に演じさせるときはご注意ください。この二つ、思いのほか相性が悪いのです。

 かつてキッチンといえば、壁際に沿って設けられた「ガスレンジ、シンク、冷蔵庫、以上!」という、いたってシンプルな形が主流でしたが、近ごろはダイニングのほうに出てきてその存在をアピールしています。ただ、相変わらず地味な脇役に徹するか、華やかな主役を演じるかは、ダイニングとの関係によって大きく変わります。

カウンターハッチだけ(脇役)

楽屋裏のごちゃごちゃを見せたくないのであれば、キッチンとダイニングの境にカウンターハッチを設けて、料理の受け渡しに使う程度とします

セミオープン(準主役)

調理は隠れてするものではない。オープンにすれば家族との会話はもっと弾むはずだ。という人には、こんなかたちがよいでしょう。それでも、吊戸棚やちょっとした立上りを設けることで、ダイニングはなんとなく仕切っておきます。

フルオープン(主役)

調理と飲食を別々のものとは考えず、本質的には同じ行為だととらえて一体化すると、こうなります。ただし、キッチンのすべてをさらけ出す覚悟が必要です。(洗い物がたまったりすると悲惨なことに)

 ロフト付きの個室がある平屋の住宅が完成しました。今回の家づくりで愛猫との暮らしを実現したお施主様。ロフトも愛猫の遊び場としてのアイディアが詰まっています。延べ床面積34坪はかなり広めの建物で、それぞれのお部屋でもしっかりと広さを確保しています。収納の取り方や、平屋でもトイレを2箇所設けた考えなど必見です。ぜひ、ご覧ください。

 今回も平屋の見学会。延床面積25坪とコンパクトながら家族のお部屋は確保できています。平屋の特徴を活かし、リビングの天井は吹抜けの勾配天井で実際の面積よりも広く体感することができます。家事動線にもこだわり、各スペースをぐるぐる回る回遊性を持たせて家事負担の軽減を計画しています。これは説明だけでは伝えられず、体験した人だけが納得できる空間です。ぜひ、ご覧ください。

社員集合写真
KAWAKAMI STAFF

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